波との出会い
1924年、フランスの物理学者ド・ブロイは「電子を波として考える」という画期的なアイデアを発表しました。なおド・ブロイの名前の「ド」は、貴族の称号を表すものでド・ブロイ公爵家はフランスの名門貴族の一つでした。
粒であるはずの電子を波として考える。「どこかで似たような言葉を聞いたな」と思いませんか。「それまで波だと思っていた光を粒として考える」ことの、ちょうど逆になっています。
アインシュタインは光量子仮説の中で、それまで波として考えてきた光に、粒としての性質が見出せることを唱えました。ド・ブロイはこの光量子仮説に注目して、ならば今まで粒とみなしてきた電子に、波としての性質を見出せるのではないかという逆転の発想をおこなったのです。
そしてド・ブロイは、光量子仮説の中でアインシュタインが唱えた「光量子の運動量と波長の関係式」というものを電子にもそのまま適用して、
「運動量がpである電子は、波長がλである波とみなすことができる。このとき波長λは、プランク定数hを運動量pで割った値になる」と考えました。
また電子に限らず、すべての物質はこの式で求められる波長を持つ波であると考えて、この波を物質波と名付けました。
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電子の波
量子条件の根拠
電子は本当に波なのか
シュレディンガー登場
波動関数ψは複素数の波である
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