![]() 松下紗栄子 営業マンの夫が取ってきた大口契約。その発注元は早紀が結婚を機に退社した勤め先の上司・鎌田だった。OL最後の日、突然早紀の唇を奪った鎌田。そんな過去など知る由もなく、夫は鎌田を自宅に招待してしまい…。 |
![]() 松下紗栄子 ある日、その人は隣に引っ越してきた。彼のどこか寂しげな横顔が今の私に重なった。好きだと言われて嬉しかった。こんなに求められた事、今までなかった。お互い家庭がある筈なのに、日を追うごとにお互いの存在が増してゆく。もう後戻りできない。 |
![]() 松下紗栄子 主任として部下を抱える恵美は日々仕事に忙殺され、すれ違いがちな夫とは些細な喧嘩が増えていき、このまま仕事を続けてもいいものかと悩んでいた。答えが出せないまま出かけた泊りがけの出張。同行してくれた部下・高野のフォローもあり無事仕事を済ませたふたりは近くのバーで一杯やることに。やがて酔いの回った高野はポツリと本音を漏らす。「主任と…ふたりきりになりたかった」気付けばふたりはベッドで向かい合っていて…。 |
![]() 松下紗栄子 自身が勤めるアパレルメーカーの20周年記念新作発表を控え、デザイン部部長の美香子は世界的デザイナー杉浦貴を招へいするべく奮闘していた。しかし、上がってきた杉浦のデザインに既視感を覚えた美香子は部下に確認を任せるが…。新作デザイン発表直後に沸き起こった盗作疑惑。確認を怠ったと激昂する杉浦は…。 |
![]() 松下紗栄子 同僚教師との結婚を間近に控えた国語教師の恵理。教師は割に合わないと転職を口にしはじめる婚約者。教える事が好きな恵理は婚約者との温度差を感じはじめる。そんな中、校務員の鵜飼が物書きと知り、ふたりの仲は急速に深まっていくが、鵜飼が書いていたのは官能小説だった。恵理は鵜飼が自分をモデルに書いた小説に感化され、次第に物語の主人公のように大胆になっていくのだが…。 |