第17章 鉛弾(とりあたま)
アマンダはつかの間の休息後、全裸で胸縄後ろ手に緊縛された姿でエスメラルダの旗艦「シャープファングス号」の上甲板に引き出された。メインマストを背にし、立ち縛りに拘束される。
拷問に傷つきながらも、その鍛えられた肉体は古代ギリシャ彫刻のように美しかった。
甲板にセッティングされたテーブルに、エルガー提督とゴードン、モーリーン、ヴェロニカの4人が着いていた。提督とゴードンはワインとラム酒のグラスをひっきりなしに口に運び、2人の女たちは孔雀の扇で涼を取りながら、嗜虐の悦びを抑えきれない表情で拷問ショーの開始を待ちわびている。
「さあ、今日もじっくり可愛がってあげる…」。エスメラルダはサディスティックな笑みを浮かべ、舌なめずりした。
エスメラルダは腰のサーベルを抜くと、誇らしげに盛り上がったアマンダの乳房の先端からドングリ型にそそり立っている鮮紅色の乳首を、鋭い切っ先で突いた。
「うっ…」。アマンダは、肩をびくっと震わせ、整った眉を寄せる。
「相変わらず、見事なお乳だこと。それに乳首がとっても美味しそう…」。サーベルは両乳首を交互にチクチクと嬲るように突き、切っ先を尖端に当てたまま小さく円を描いて乳首をこねるように転がす。
冷たい金属の感触に嬲られる乳首の実は、アマンダの意志とは無関係に、色合いを濃くして鋭く勃起した。
アマンダの肉体の示した変化に、エスメラルダは満足そうな笑みを浮かべた。「始めるわよ…」。
エスメラルダは、帆の修繕に用いられる細く強靱な糸を準備する。その両端をアマンダの左右の乳首に巻き付け、キュッと引き絞った後、固結びにして固定する。
「や…やめろッ…」。アマンダは、肩を揺するようにして抵抗するが、サーベルの責めで倒錯の勃起を強いられた乳首は、糸の責めを待ち焦がれるかのようにそそり立っている。糸は乳暈とのくびれに食い込み、いくらもがいても外れそうもなかった。
エスメラルダは、乳首を締め上げた責め糸を前方のマストの帆げたに引っ掛けた後、垂れ下がった糸の中央部分に海水汲み用のバケツを固定する。
「くッ…」。アマンダは顎を突き上げて、呻いた。
バケツは空だったが、かなりの重量がある。責め糸に引かれた乳首が乳暈から引き出されるように斜め上に飛び出し、さらに高さを増す。
女の最大の急所を襲うあやしい刺激と羞恥に、全身を震わせて耐えるアマンダの姿に、エスメラルダは目を細めた。
「拷問は、これからが本番よ。目を開けてこれをご覧」。エスメラルダはアマンダの頬をつかんで、顔を無理やり正面に向けた。アマンダの視線が、エスメラルダの手下重そうに運んでくる木箱をとらえる。
エスメラルダは、箱の中から直径1センチ余りの黒い球形の物質を取り出した。鉛製のマスケット銃の弾丸で、ズッシリした重さがある。
「いい?これからお前が訊問への回答を拒否するたびに、この弾を1つずつバケツに落としていくからね…」。エスメラルダは、弾丸をアマンダの目の前でちらつかせた。
「この弾薬箱には、何百発もの弾丸が入っているわ。乳首がもぎ取れるか、糸が切れるか、弾切れになるか、それとも貴女が口を割るか、我慢比べね…」。
「…!」。アマンダは、恐怖をはらんだ瞳で弾丸を見詰めている。
「では、質問を始めるわ。財宝はどこに隠してあるの?」。「…」。
アマンダが唇を噛み締めて沈黙を守ったため、エスメラルダはバケツの上で、弾丸を摘んでいた指を離す。鉛弾がゴトッと鈍い音を立てて、バケツの底に落ちた。
責め糸に強く引かれた乳首がさらに高さを増して、ビクッとおののいた。
「ひーいッ!」。アマンダは目を見開いて悲鳴を上げ、緊縛された全身を痙攣させる。
「なかなか、効くみたいねえ…」。エスメラルダは、目を輝かせる。「可愛い乳首がもぎ取られる前に、話すことね。さもなければ将来、赤ちゃんができてもおっぱいのあげられない体になるわよ…」。
「まあ、楽しそう!」。モーリーンとヴェロニカは目を輝かせながら、淫らな責めに震えるアマンダに歩み寄った。「私たちも、参加してよろしくって?」。
「お嬢様方、お気に召すままどうぞ」。エスメラルダはにんまりと笑い、手を胸に当て恭しく腰を折る。
「さあ、いまいましい泥棒猫、宝の在りかを白状しなさいッ!」。モーリーンは訊問を続け、答えがないと鉛弾をバケツに落とし、アマンダに哀れな悲鳴を絞り出させる。
「うふふっ…。ほら、ご覧になって。お乳の先がこんなに伸びてるわ。ゾクゾクしちゃう!」。ヴェロニカは手にした孔雀の扇の羽根で、引き伸ばされた乳首の尖端を掃くように嬲る。アマンダの苦悶の呻きに、淫靡な響きが交じった。
いつしか鉛弾は、バケツの3分の1を満たす程になった。「ぐ…ううッ…!」。アマンダは、総身をわなわなと震わせ、歯を食いしばって耐えていた。
乳首は今にもちぎれそうになっていた。責め糸の結び目は鉛弾の重さで乳暈との境目からずれて中程の一番太く硬い芯のある部分食い込み、くびり出された尖端が爆ぜそうに怒張している。乳房も、円すい形に引き伸ばされていた。
びっしりと浮かんだ脂汗が、乳肌を伝って先端の乳首から間断なく滴り落ち、アマンダの肉体に加えられる責め苦の過酷さを物語っている。
「…」。なかなか口を割らないアマンダの姿に、モーリーンとヴェロニカは鼻白んだ表情となり、責めを中断している。
「まだ、言わない気ッ?」。見守っていたエスメラルダは、苛立ちもあらわに叫んだ。
後ろ手緊縛のままアマンダをマストの拘束から解くと、その背後に回って、ラック引き延ばし責めでも用いられた「九尾の猫鞭」を振るい始める。
先端が細い9本の房状に分かれ、その1本1本に結び目をつけた革鞭で、英国海軍で懲罰用に使用されている。これで鞭打たれると肌に強烈なダメージを与え、屈強な水夫でも命を落とすことがあった。
「うぎゃーあッ…!」。乳首をちぎれる寸前まで引かれながら、背中に過酷な鞭打ちを加えられる地獄の責め苦に、アマンダは目を剥いて泣きわめいた。
「吐けッ、財宝の在りかを吐くのよッ!」。エスメラルダは怒鳴りながら、美しい女海賊の滑らかな背中や脇腹、豊かに張った太腿やヒップに鞭を炸裂させる。
縦横にみみず腫れの刻まれた皮膚が破れ、鮮血が甲板に散る。
さらに、アマンダが身悶えたるたびに鉛弾を入れたバケツが揺れ、激痛と耐え難い疼きが乳首を襲った。
「ぐうう…」。やがてアマンダは半ば白目を剥き、乳首の責め糸に引っ張られて辛うじて立っている状態になった。
「これくらいじゃ、話す気にならないってことね。よーく分かったわ…」。エスメラルダは息を弾ませながら、ようやく鞭を止めた。「まだ、時間はたっぷりあるわ。美しい体の女に生まれたことを、死ぬほど後悔させてやる…」。
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