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第4章 艱難 (韓信)

「ギャアアアアアア…」
地下の拷問部屋にアマンダの悲鳴が響き渡る。既にアマンダの指には、9本の針が捩込まれていた。
エスメラルダが、冷徹に問い掛ける。
「もう一度聞くよ、財宝は何処にある?」
アマンダは苦しそうに肩で息をしながら、エスメラルダを睨みつけて叫ぶ。
「言うものか!」
エスメラルダは最後の指に針を捩込んだ。
アマンダは大きな悲鳴を上げた。
  
「ウギィャヤアアア…」
力無く頭をうなだれているアマンダを見つめながら、エスメラルダがつぶやく。
「なかなか強情な女だ。だがここには、お前の口を割らせる道具が揃ってる。楽しみにするがいい。」
エスメラルダが部下に次の拷問を指示した。部下達は、アマンダを拘束している椅子から解放し、次に、アマンダの服を脱がせ始めた。
アマンダは指の痛みからか、ほとんど抵抗せず、されるがままであった。
全裸のアマンダが、エスメラルダの前に立たされた。アマンダの大きな乳房を見つめながら、エスメラルダが言う。
「女の私が見てもほれぼれするいい体だ…」
エスメラルダは、アマンダの乳房をギュッと掴んで、質問する。
「財宝は何処にある?」
アマンダは、キッと睨みつけながら答える。
「言わない…」
かっとなったエスメラルダは、強引にアマンダを突き飛ばすと、部下達に指示した。
「始めろ!」
部下達は、アマンダを後ろ手に縛り上げ、天井からロープで吊した。アマンダの頭の下には、海水が張られた大きな樽が用意された。エスメラルダが叫ぶ。
「下ろせ!」
部下達がロープを緩め、アマンダを海水に沈める。30秒程して、アマンダが樽の中でもがき始めた。部下達がロープを引っ張り、アマンダを引き上げる。
苦しそうに息をしているアマンダを見つめながら、エスメラルダがやさしく問い掛ける。
「どう、苦しいでしょう?財宝の在処を白状して、楽になったら?」
アマンダは目を閉じて黙っている。
エスメラルダは、手にした鞭で、アマンダの乳房を打った。大きな乳房が上下に揺れた。
                   
エスメラルダは、さらに、5回程、激しく鞭を打つ。アマンダの綺麗な体に蚯蚓腫れが刻まれた。
エスメラルダが、再び部下に命じる。
「下ろせ!」
アマンダが再び、海水に沈められる。息が出来ない苦しみ、傷に染みる海水の痛みがアマンダを襲う。アマンダが心の中で叫ぶ。
(苦しい…苦しい…でも決して奴らには負けない)
引き上げられては、鞭打たれ、また沈められる。この動きが何度も続けられた後、アマンダがぐったりとして動かなくなった。どうやら失神したようだ。
エスメラルダが心の中で呟いた。
(ちっ、少しやり過ぎた)エスメラルダが大声で部下に命じた。
「今日はここまで。この女、回復するまで牢に放り込んでおけ!」

 

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